新しい・お墓のデザイン・出会いと別離の物語 by 丸谷博男

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カテゴリ:❏お墓のデザイン・アジア( 5 )


2010年 04月 11日

韓国の墓事情

韓国旅行「コネスト」韓国旅行情報とソウルの今をお届けのホームページより

韓国人の75%が墓地への埋葬を好んでいるが、これは儒教文化の影響である。韓国では朝鮮時代から儒教の影響が強く、いまだに残っている。最近、人口の急激な増加とともに、墓地問題が深刻化し、死んだ人の墓地どころか、今生きている人々が生活する土地さえないということである。
 
韓国人は、なぜこんなに墓地に執着しているのか。
韓国には昔から“風水地理”という土地の気運を重視する学問が発達していた。昔の人々は風水地理により家や墓地を決めた。気運のいいところに、家を建てたり、墓地を決めたりすると事業が成功し、子孫が繁栄すると信じられてきたのだ。(たとえば、今の金大統領の場合、先祖の墓地をうまく決めたから、大統領になれたという話もある)。
 
アンケートによれば韓国国民の80%以上が風水地理を信じている。しかし、正しい風水地理の知識を持っている人は少ない。(風水学は元来古代中国で生まれた。その奥深い理致は東洋哲学に基づいていて、宇宙の道理を悟ることができないと風水学を理解することができない。)

風水地理に対する厚い信仰により、韓国人たちは火葬よりも墓地への埋葬を好む。最近、ある市民団体は韓国全国が巨大な墓地と化する前に、火葬文化を定着させるため、活発に署名運動を繰り広げている。
700年以上も前の朝鮮時代から発達した墓地文化が、一朝一夕に変わることは不可能であっても、火葬文化に対して、関心を持つ人々も少しずつ増えつつある。
 
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by ohakadesign | 2010-04-11 10:53 | ❏お墓のデザイン・アジア
2010年 04月 10日

墓とは何か? タイランドの墓

http://homepage3.nifty.com/asia-kenbunroku/Bochi.htmより

タイ人の約95%は仏教徒、それも上座部仏教(小乗仏教)である。
タイ人の墓を見たいと言ったら、ある人はタイでは金持ちを除いて墓は無いと言い、ある人は墓に連れて行ってやると言った。どちらも正しいと思われる。
これらは寺院の敷地内にある火葬場である。3日、5日又は7日の間、寺院の霊安所に安置された遺体は左の写真にある台車に乗せられて正面の火葬場に向かう。
右上の写真の手前にある仏塔で最後の別れをした遺体はその奥で火葬され、その灰は仏塔の地下に埋葬される。
遺族は茶碗一杯の灰を自宅に持ち帰る。従って、墓がないともいえるし、この仏塔が墓ともいえる。


裕福な人は、持ち帰った灰と生前の写真とを寺院内にある仏塔の中や仏像の下に納める。
仏塔や仏像の基部には、陶板に焼き付けられた多数の写真が並んでいる。多分、これらは、陶板は永遠の美を保つと考える中国系タイ人の墓であろう。

金持ちは、共同の仏塔ではなくて、寺院に建てられた自前の仏塔に収められる。これらはタイ東北部で見かけた墓であり、バンコクでは地価が高いために、自前の仏塔を見かけることはない。




タイでも、キリスト教徒は火葬をせずに、埋葬される。
左はタイ東北部で見かけたキリスト教徒の墓である。
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by ohakadesign | 2010-04-10 12:04 | ❏お墓のデザイン・アジア
2010年 04月 10日

バラエティに富むベトナムの墓

http://homepage3.nifty.com/asia-kenbunroku/Bochi.htmより

ベトナムは、近隣諸国からの多くの宗教の影響を受けている。仏教(大乗仏教)、道教、儒教という中国から伝わった3つ宗教の信者が最も多いとともに、キリスト教の信者も多数いるが、キリスト教、仏教、道教及び儒教が統合された新しい宗教もある。従って、墓の構造もバラエティに富む。

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by ohakadesign | 2010-04-10 11:55 | ❏お墓のデザイン・アジア
2010年 04月 10日

原始的な韓国の墓

韓国は、国民の約25%がキリスト教徒で、約23%が仏教徒で、約半数が無宗教である。 
韓国では経済的に豊かな人は、墓地となる山を入手して、この山を一族又は家族の墓地とするが、最近では墓地の入手が次第に困難になってきたため、共同墓地が開発されている。下の写真は共同墓地である。

下の写真から分かるように、韓国では土葬であって、穴を掘って遺体を埋め、その跡に土を盛り上げ、誰の墓であるかが分かるように墓標を建てる。
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■韓国の墓地 火葬、納骨…激変に驚き (2007/06/28)

韓国といえば、土まんじゅうの土葬墓が一般的だったが、先日、韓国で墓地を視察し、その激変ぶりに驚いた。

 韓国の火葬率は、一九九一年には17・8%だったが、2000年の「葬事等に関する法律」の改正で、火葬や納骨の普及が国や地方自治体の責務であることが明示された結果、2005年には53%と過半数を占めるまでに増加した。この背景には、深刻な土地不足がある。

 とはいえ、韓国の土葬文化は「風水的に良い場所に肉親の墓を建てると子孫が繁栄する」という価値観に基づいており、李氏朝鮮時代からの長い歴史がある。肉親の遺体を火葬することには、かなりの抵抗があったはずだ。

 これほど急速に火葬が普及した理由は、タレントや政治家などの有名人が積極的に火葬誓約運動に参加し、自分が死んだときには火葬するという意思を表明したことにある。日本で活躍したプロレスラーで、昨年死亡した金一(日本名は大木金太郎)さんも早々と火葬誓約をしており、宣言通り、荼毘(だび)にふされた。

 しかし、納骨堂や火葬場が次々に建設された結果、自然破壊が新たな問題として浮上した。

 昨年九月、法律が再び改正され、火葬した遺骨を樹木、花草、芝生などに埋めるか、まくという自然葬制度の導入が盛り込まれた。ソウル市には、すでに「追憶の森」と銘打つ散骨公園がある。樹木葬公園を設置する計画も進んでいるという。

 土葬、納骨、散骨・自然葬という変革は、国家主導にせよ、人々の死生観を短期間で大転換させた点で、とても興味深い。

小谷みどり(第一生命経済研究所主任研究員)氏の葬送nowより
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/sousou/11261.html

■土葬から火葬へ 変わりゆく韓国の葬儀 2005年12月09日 asahicomより

「あの山のところに見える、土饅頭(まんじゅう)みたいなのはなに?」
バスや鉄道で日本人の友達と地方に旅行すると、このような質問をよく受けます。韓国では地方に行くと、山々の中腹に小さな土饅頭が連なっている風景がよく見られますが、これは、韓国の伝統的な墓の姿です。日本では火葬が一般的ですが、韓国では遺体をそのまま埋葬する、いわゆる「土葬」が一般的です。一人ずつ土を盛って封墳をつくって埋葬し、その前に碑石を建てます。韓国語ではお墓のことを「墓所(ミョソ)」または、山に墓があることから「山所(サンソ)」と呼びます。

「土葬」は、儒教思想と風水地理思想が支配的だった李氏朝鮮時代から主流となり、今日まで韓国人の生活に深く影響を与えている慣習です。宗教によって葬礼の手続きが少しずつ異なりますが、ここでは広く普及している儒教的な慣習による葬礼手続きについて説明しましょう。

 現在では、儒教の「朱子家礼(※高麗末期に中国の宋から伝わった礼書)」による複雑な手続きは簡素化されています。まず、葬礼は人が亡くなって3日目に土葬する「3日葬(サミルチャン)」が一般的です。以前は自宅で葬礼を行うことがほとんどでしたが、現在では、病院の葬式場や、葬儀専門の式場で行うことが多くなっています。特に都市部でその傾向が強く、たとえ自宅で亡くなっても病院などの葬式場で行うことが多い一方、地方ではいまだに自宅で行うところも少なくありません。最近、都市部では葬式場や墓など、葬礼全般をサポートいる葬儀業が登場し、新しいビジネスとして関心を集めています。

 死亡後、24時間以内に入棺をしますが、実際は死亡後2日目に入棺することが多いようです。入棺時に故人の体を洗い、自然繊維の麻布でつくった「寿衣(スイ)」を着せます。韓国では、60歳を過ぎたらこの寿衣を用意するという習慣があります。生が終わった人に着せる最終の衣服である「寿衣」をあらかじめ準備しておくのは、死を「生の終わり」ではなく、「新しい生の始まり」ととらえる韓国人の来世観からきています。また、寿衣を用意しておいたら無病長寿したという話もあり、子どもが親に寿衣を用意してあげるのが孝行の一つともされているのです。寿衣を用意するのに適している時期もあり、その時期になると寿衣がよく売れます。寿衣はその質により、値段もかなり違うようです。

 入棺が終わったら、家族は喪服(通常、男性は黒い洋服に喪章をつけ、女性は白のチムチョゴリに、髪に小さい白いリボンをつける)を着ます。それから弔問客を受けるのが一般的なので、多くの場合は故人が他界した日から2日後に弔問することが多いのです。

 韓国の葬式に行くと、「アイゴ〜、アイゴ〜」と嘆き悲しんでいる声が聞こえるかもしれません。「哭(ゴッ)」あるいはなくなった人に対する悲しみを表すことから、「哀哭(エゴッ)」ともいいます。以前は、喪家では昼夜問わず「哭」の泣き声が止むことはありませんでした。「哭」が上手な人をわざわざ呼んで、「哭」をさせたりもしたといわれています。昔ほどではありませんが、今でも「哭」の泣き声は韓国の葬式ではよく耳にします。けっして泣き叫ぶことはせず、堪え忍ぶように悲しみを表す日本の葬礼とはまったく違う姿だと言えますね。

 弔問に訪れたら、自分の宗教の式に則って拝礼をします。もっとも一般的な儒教に則った拝礼方法は、故人に向けて香をあげて二礼し、次に喪主に向かって一礼して弔問のあいさつを述べます。弔意金は弔問のあいさつが終わったら、受付または弔意金を入れる箱に入れます。弔意金の封筒には「謹弔」「追慕」「弔意」などの言葉とともに、自分の名前と故人との関係がわかる職場名などを書きます。また、弔意金とともに自分の名前と所属などを書いた弔花を送ったりもします。弔花は白い菊の生花がほとんどです。その後、用意された料理をいただきながら、故人について語り合います。ユッケジャンのような辛いスープとご飯、おかずが2〜3種、おつまみやモチなどの料理のほか、お酒などの飲み物が供されます。

 弔問客の中には、喪家がさびしくならないようにその場にとどまって夜を明かす人もいます。喪家で夜通し花闘(花札)をする姿は韓国の葬儀ではよく見られる光景です。少額のお金を賭けることもあり、ごくまれにケンカに発展することもありますが、たいていは静かに夜明けを迎えます。

 3日目の朝、埋葬地に向かいます。埋葬地はたいてい、住宅地からは離れている場所にあります。家門の先山(祖先の墓があるところ)がある場合には先山に、あるいは墓地公園に行きます。土を掘って棺を納め、その上から土を盛って封墳をつくり、祭祀(さいし)をあげます。これで「三日葬」が終了します。

 埋葬という葬礼文化は、風水地理思想と、死体を毀損することができないという儒教的な思考と、「孝」の思想とが結合して定着したものです。韓国では、明堂(風水的に“吉”となる場所)を探して墓をつくって「孝」を行うことにより、子孫代代が栄えるのだと言われてきました。仕事がうまくいかなかったり、家によくないことが起こったりすると、「先祖の墓の場がよくないせいではないのか」と、韓国人がよく言うのは、このことに由来しています。このような価値観は、長い間、韓国人の生活に根付いてきました。火葬をすることは親不孝だとみなし、避けて来たことは事実です。

 けれども最近では、このような認識にも変化が見え始め、土葬が主流であった葬礼文化が変わりつつあります。そのきっかけとなったことのひとつに、このままの状態で墓地が増え続けると、いずれ韓国全土が死者のために埋め尽くされてしまいかねないという問題が浮上してきたことがあげられます。

 このことにより、これまでの葬礼文化を変える必要があるという意識を急速に高めることになりました。火葬を奨励する市民運動なども数年前から起こり、最近では火葬をする人が徐々に増加しています。また、それに伴って納骨堂や土饅頭を模した納骨堂、家族納骨堂などの新しい葬礼施設も定着しています。

 年輩の方の中には依然として土葬を望む人が多いようですが、これまでと比べると、火葬に対する拒否感は薄くなりつつあり、今後は火葬が少しずつ確実に増加すると予想されています。日本でもかつては土葬が主流だったと聞きましたが、どのように火葬に変化してきたのでしょうか? 今でも土葬にこだわっている人はいないのでしょうか? お葬式アドバイザーとして、講演や執筆活動をなさっている尾出安久さんに聞いてみました。

「日本の火葬率は現在99.7%と世界一です。100%にならないのは、離島での死亡者が必ずしも火葬ではないためです。火葬の歴史は、仏教が輸入された奈良時代までさかのぼりますが、庶民の火葬が一般的に行われるのは江戸時代になってから。徳川幕府による寺請制度が日本人全員を仏教徒にしてしまったため、人口も多く、寺院も多かった都市部で火葬が進みました。寺院内に荼毘(だび)所を持つところもあり、江戸郊外にも荼毘所がありました。さらに、明治政府が公衆衛生の見地から火葬を勧めたこともあり、戦前にはほぼ現在の火葬の形態ができあがっていたようです。戦後は、高度成長にともなう墓所不足も手伝って火葬率も上がり、もう土葬は特殊な事情がない限り許可がおりません。個人的ですが、昭和50年に千葉県の親戚の葬儀を土葬で経験しました。故人の娘が役場を泣き落とした結果ですが、今考えると貴重な経験をしました」(尾出安久)

 なるほど、日本は火葬先進国だったのですね。もし韓国の葬儀文化に興味のある方は、韓国人の伝統的な葬儀を題材にした映画『祝祭』(イム・グォンテク監督、日本版DVD有り』と、『学生府君神位』(パク・チョルス監督)をおすすめします。

協力:尾出安久(おいで・やすひさ)
1956年生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。1級葬祭ディレクター(厚生労働省認定)。葬儀を文化として考え、人間らしい葬儀を提案するアドバイザーとして講演・執筆活動を行っている。著書に『葬儀屋さんの打ち明け話』(成美堂出版)、『葬儀屋さんの胸の内』(朝日ソノラマ)など。http://www.k-word.co.jp/
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by ohakadesign | 2010-04-10 11:44 | ❏お墓のデザイン・アジア
2010年 04月 10日

立派な台湾の墓

http://homepage3.nifty.com/asia-kenbunroku/Bochi.htmより

台湾では、一部の人がキリスト教を信じるが、大多数の人は、仏教、道教及び儒教が混合された宗教を信じている。
寺院にあたる廟(びょう)では、混合された宗教の神々が合祀されており、人々は頼み事の内容に応じて参拝する神を変える。

下の写真はいずれも廟を模した構造の墓であって、立派な墓が多い。
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by ohakadesign | 2010-04-10 11:42 | ❏お墓のデザイン・アジア