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新しい・お墓のデザイン・出会いと別離の物語 by 丸谷博男

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2010年 05月 15日

未来永劫

おはようございます。
今日は友人から寄せられたものをご紹介させていただきます。
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今晩は。今日は東海地方はすごい雨でした。
東京はどうでしたか?

さて、今日もステキなTVの話です。長くなりますので、
お忙しければ、お後に、どうぞ。

私は毎週月曜日、NHKの夜10時、「こころの遺伝子」という
番組を見ています。
西田敏行さんの司会で、ある人が人生でめぐり会った人、
そしてその人からもらったある言葉が自分の心の遺伝子になった、
というドキュメンタリー的な番組です。
今日は長野県諏訪市の地域医療を続けている、60代の
終りか70歳ぐらいの医師の話でした。名前は鎌田医師です。

大学を卒業して彼は他の学生とは全く違う道を選ぶ。
不便で4億という莫大な借金を抱えたボロボロの診療所を希望してやってきたのですが、
なかなか地域に溶け込めず、苦労をしていたそうです。
でも、お祭りの日、陽気で明るい中年の女性に、顔も知らないのに、
皆で楽しもう、と言って夕食に招かれ、すっかり仲良しになったそうです。

それから暫くして、その彼女の夫が進行性の白血病にかかり、
余命、幾ばくかという状態で診察に訪れました。
鎌田医師は息子さん達と相談をし、大恋愛の末結ばれた夫婦であることを知り、
彼女を悲しませないために病名は伏せ、ただ、重い貧血だ、と告げたそうです。

それから半年後、御主人は亡くなりました。
そして、その3年後その女性はこう話したそうです。

もし、本当の事を知っていたら、一番上等の布団に夫を寝かせ、
自分は畑仕事なんか行かないで、夫の布団の中で、
一緒に寝ながら一日中、昔の思い出話をしてあげられたのに。
大きなショックを鎌田医師は受けたそうです。
その時、鎌田医師は医者というのは、病気だけでなく、
患者を、その人の人生まるごと診るのが本当の医者だ、とその女性に言われたそうです。

その時から鎌田医師は、その女性から、人生を変えた
かけがえのない大切なこころの遺伝子をもらい、ずっと
今も、守り続けているそうです。

それから暫くして、70代の男性で、脳が萎縮し、ゆくゆくは
話す事も歩く事もできなくなる、という難病の患者がやってきます。
その時、鎌田医師は女性から受け継いだ遺伝子の通り、
本当の病状を告知し、治療の手立てはない重い病気である事を男性に話したのです。
冷静に話しを聞いていた男性は「解りました」と静かに答え、そして、
なんと、数日後ベッドに真新しいワープロを持ち込み、
もし、自分が話せなくなっても、これで会話が出来る、と明るく言ったのです。

それから27年経った今もこの男性は家族と楽しく、寝たきりではありますが、過ごしています。

96歳になっているそうですが、元気でステキな笑顔でした。

番組の中で鎌田医師が言った言葉があります。
人は厳しい現実も、本当の事を話し、そして話した以上は
その人との関わりに責任を持つ。
そうすれば、患者は生きる勇気が湧いてくるのです。
その男性が実際の例ですよね。人間ってすごいですね。

それにしても、鎌田医師の生きる姿勢は建築の世界に生きる者にも共通した事が言えそうな気もしませんか?

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■同じように病と闘いながら演奏を続けた美空ひばりさん。
そのバックバンド「ひばり&スカイ」のliveのご案内です。

今年は、チャーリー脇野さんと保坂俊雄さんの指揮で 「ひばり&スカイ」15名程で、ひばりさん曲を演奏するliveが5月30日 赤坂バードランドで行われます。
http://www.birdland-tokyo.jp/access.html
なかなかスケジュールの調整がつかないバンドメンバーやひばりさんのスタッフだった方達がこの日に集まります。

ひばりプロから譜面を借り、20数年前の演奏の再現が再現されます。
皆さんで大合唱していただきたいと思います。
加藤和也氏や古くからのひばりさんと親しかった関係者もお見えになるとの事で色々なお話を聞けるかもしれません。
是非大勢の参加をお待ちしています。
ご予約はバードランド迄
6時15分開場 7:15開演~9:30 アルコール類飲み放題 お食事バイキング形式 ¥8000
お申し込みバードランドTEL:03-3583-3456 FAX:03-3584-5888
http://www.birdland-tokyo.jp/yoyaku.html

by ohakadesign | 2010-05-15 07:36 | ♡出会い・別離・愛・死


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